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共用保護盤 |
共用保護盤は、外部より給電された電力を各制御盤に配電することを主目的とし、各電動機や回路を保護する装置をひとまとめにしたもので、鋼板製の箱の中に回路を保護する主配線用遮断器・電動機を保護する過電流継電器、主電磁接触器、電源表示灯等を取付けています。
クレーンを運転する時は。主配線用遮断器のスイッチを入れ押しボタンスイッチの「入」を押して主電磁接触器を閉じて通電します。この操作により、制御器を作動させればいつでもクレーンを稼動させることができます。運転を終了する時は、押しボタンスイッチの「切」により主電磁接触器を開路した後、主配線用遮断器を手で開きます。なお、回路に流れる電流を遮断することを回路を開く(開路)といい、回路に電流を流すことを回路を閉じる(閉路)といいます。 |
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制御盤 |
| 制御盤は、間接制御又は半間接制御の場合に設けられるもので、 鋼板製の箱の中に電磁接触器、電流計、加速継電器 (リレー) 等を保守点検しやすい箇所に配置しています。大容量のクレーンの制御盤は用途別まとめられ、巻上盤、走行盤、旋回盤等と呼ばれていますが、電動機の種類、容量、制御方式に応じた制御盤が製作されているため、機器の配列や盤の呼び方は様々です。 |
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近年の制御盤には、シーケンサーや速度制御用のインバーター装置又はサイリスタ装置等を搭載したものがあり、 小容量のクレーンの場合はこれらを共用保護盤に収納したものが多くみられます。シーケンサーは、複雑な制御プログラムを処理して速度をコントロールするもので、プログラムの内容を容易に変更できるため、近年は多く使用されています。 |
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配線用遮断器 |
| クレーンの電源引込口に設けられた配線用遮断器は、クレーン本体の配線等を保護することを目的としたもので、クレーンに給電するための回路を開閉するために用いられています。
配線用遮断器は、開閉機構、引出し装置等を一体として絶縁物の容器内に組立てたもので、通常の使用状態の電路を手動又は絶縁物容器の外部の電気装置等で開閉することができます。また、過負荷や短絡等の異常が発生した時には自動的に回路を遮断します。 |
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以前はナイフスイッチとヒューズを組合せたものが使用されていました。この方式はヒューズの取替えに手間が掛かり、切れたヒューズの金属膜によって絶縁が悪くなります。
このため、今ではヒューズの取替えが要らず、繰り返し使用できる配線用遮断器が多く使用されています。 |
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電磁接触器(マグネットコンタクター) |
| 電磁接触器は、接点を開閉する操作電磁石部と電流遮断時に発生するアークを消す消弧部で構成されたもので、電動機の主回路を頻繁に開閉するために使用されています。電磁接触器には、電磁石の吸引力で回路を閉じ、重力又はバネの力で回路を開く機構のものが多く用いられています。 |
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電磁接触器の接点(接触子)には、接触抵抗が低い耐弧性(アークに対する強さ)に優れた金属 (銀、銅及びこれらの合金)が使用されています。銀合金による接触子の表面を紙やすりで磨くと、紙やすりの絶縁物が接点に食い込んで接触抵抗を増加させます。このため、電磁接触器が著しく磨耗した場合や黒くなったり荒れていたりしている場合は取替える必要があります。 |
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| 操作電磁石の操作方式には、直流励磁によるものと交流励磁によるものがあります、直流励磁の電磁石には塊状鉄心、交流励磁の電磁石には薄いけい素鋼板を重ね合わせたもの(成層鉄心)が一般的に用いられています。天井クレーンの電磁接触器は交流励磁によるものがほとんどですが、高速又は大容量のクレーン、あるいは高い信頼性を要求される製鉄クレーンにはセレン整流器やシリコン整流器で交流を直流に変換して用いる直流励磁による方式が使用されています。電磁接触器を操作電磁石によって分類すると、クラッパ形電磁石とプランジャ形電磁石に大別することができます。 |
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| クラッパ形電磁石 |
プランジャ形電磁石 |
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電磁開閉器(マグネットスイッチ) |
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電磁開閉器は、主回路の開閉を行う電磁接触器と電動機の過負荷の保護を行う過負荷継電器(サーマルリレー)を組み合わせたもので、電動機の過負荷や焼損を防ぐことができます。 |
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抵抗器 |
| 抵抗器は、特殊鉄板を打抜いたもの又は鋳鉄抵抗体 (グリッド)を必要な数だけ絶縁ロッドで締め付けて格子状に組立てたもので、主に巻線形三相誘導電動機や直流電動機の速度制御に用いられています。 |
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巻線形三相誘導電動機は、この抵抗器を二次側に使用するため二次抵抗器と呼ばれています。抵抗器は、運転中に温度が350°位に上昇することがあるため、可燃物を近くに置かないように注意しなければなりません。 |
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