クレーンの用語
 クレーンの定義と分類
 天井クレーン
 ジブクレーン
●  橋形クレーン/アンローダ
 ケーブルクレーン/テルハ
 スタッカークレーン
 クレーンの構造部分
 クレーンの作動装置
 ワイヤロープ
 クレーンのつり具
 歯 車
 ボルト/ナット/座金
 軸/キー/軸受等
 ブレーキ
 安全装置
 クレーンの取扱い
 クレーンの保守管理
 電気の基礎知識
 原動機
 三相誘導電動機
 直流電動機
 制御器と付属機器
 給電装置
 絶縁/接地/測定機器
 感電と対策
 特定機械と製造許可
 クレーンの設置
 クレーンの性能検査
 変更届と変更検査
 クレーンの休止と廃止
 建設物等との間隔
 クレーンの負荷条件等
 使用の制限
 使用禁止の玉掛用具
 クレーンの合図
 クレーンの自主検査
 クレーンの免許等
天井クレーンについて
 天井クレーンは、建屋の両側の壁に沿って設けられたランウェイ(走行軌道)を走行するもので、天井近くで稼働するため天井クレーンと呼ばれています。トロリ式天井クレーンは、ガーダの上をトロリが横行するもので、クラブトロリが横行するクラブトロリ式天井クレーンやロープトロリが横行するロープトロリ式天井クレーンがあります。つり具にはフックを使用し、大型機の場合は主巻きの他に補巻きが装備されています。一般に巻上げ、横行、走行の3動作が可能で、広範囲の作業領域を確保できるため、機械工場での重量物や部品の運搬等に使用されています。なお、この形式のクレーンであれば屋外に設けられていても天井クレーンと呼ばれます。
クラブトロリ式天井クレーン
 クラブトロリ式天井クレーンは、クラブフレームに巻上装置及び横行装置を備え、クレーンガーダの2本のレールの上をクラブトロリが横行するもので、この方式が一般的に使用されています。
ロープトロリ式天井クレーン
 ロープトロリ式天井クレーンは、つり具をつり下げた台車をガーダの上に設置した巻上装置と横行装置によって操作する構造です。巻上装置又は横行装置の一方のみを
トロリに設置したものはセミロープトロリ式天井クレーンと呼ばれています。 トロリの質量が軽く、クレーン全体の質量も軽いのですが、ワイヤロープの磨耗や横行時の荷振れ等の欠点があるため、クラブトロリ式ほど多くは使用されていません。
ホイスト式天井クレーン
 ホイスト式天井クレーンは、トロリの代わりに電気ホイストを使用したもので、小型、小容量のものが多く、床上で操作する方式が一般的です。用途としては、クラブトロリ式と同様です。
製鉄用天井クレーン
 製鉄用天井クレーンは、高熱作業等の用途に応じたつり具を取り付けた特殊な構造で、造塊用のつり具を備えた鋼塊クレーン、鋳造鍋運搬用の鋳鍋クレーン (レードルクレーン)、原料を装入受台に運ぶ原料クレーン、炉へ原料を挿入する装入クレーン (チャージングクレーン)、焼入れのための早巻下げ装置を有する焼入れクレーン、 鍛造材料を回す鍛造クレーン等があります。
 レードルクレーンは、レードル(高温で溶けた鉄を入れる大鍋)をつるための特殊フックを備えたもので、鋳造鍋傾転用の補フックを有しています。