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トラッククレーン truck crane |
トラッククレーンは、下部走行体に旋回サークルやアウトリガを装備し、その上部にクレーン装置を架装したもので、下部走行体には走行用運転室、上部旋回体にはクレーン操作用の運転室がそれぞれ別に設けられています。操作性、機動性に富んでいるため、小型から大型までの様々な種類があり、幅広い用途に使用されています。
トラッククレーンには、油圧ポンプを駆動して油圧モータや油圧シリンダを作動させる油圧式と、動力を機械的に伝達する機械式があります。近年は純然たる機械式は少なく、各部に油圧の機構を使用した複合方式です。このため、現在は動力伝達方式で油圧式と機械式の区別は行わず、単に箱型構造ジブのものを油圧式トラッククレーン、ラチス構造ジブのものを機械式トラッククレーンと呼ぶようになりました。 |
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| 油圧式トラッククレーン |
機械式トラッククレーン |
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| 大型のトラッククレーンは、ほとんどが専用のシャーシによるものですが、小型のトラッククレーンはトラックメーカーが製造する汎用シャーシにクレーンメーカーが上部旋回体を架装しています。次の写真の上部旋回体はまったく同じものでが、エンジンや車体等の下部走行体は製造メーカーによってそれぞれ異なっているため、顧客の好みで自由に選択することができます。 |
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積載型トラッククレーン loader crane |
| 車両積載形トラッククレーンは、通常のトラックのシャーシをサブフレームで補強し、積卸用のクレーン装置と貨物積載用の荷台を備えているのが特徴です。
クレーン装置をトラックの運転室と荷台の間に架装し、1つの原動機で走行とクレーン作業を行うもので、つり上げ能力は3t以下のものが多く使用されています。クレーンの操作は、機体側方で行う方式ですが、安全面からリモコンやラジコンでの操作方式が増えています。 |
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レッカー型トラッククレーン wrecker type truck crane |
| レッカー形トラッククレーンは、 トラックのシャーシを専用のサブフレームで補強したもので、クレーン装置を架装しています。通常のトラッククレーンとは異なり、ジブの長さが短く、10m程度しかないため、建築物の鉄骨建方には適しません。アウトリガの他にシャシ後部に事故車けん引用のピントルフックやウインチ等を装備し、道路の故障車や事故車等の交通障害の原因となる車両を移動させる作業に使用されています。また、建屋内での機械設備の据付工事等にも使用されています。 |
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オールテレーンクレーン all terrain crane |
| オールテレーンクレーンは、トラッククレーンの高速走行とラフテレーンクレーンの不整地走行を合せ持った移動式クレーンです。トラッククレーンとの違いは、前後輪駆動・前後輪操向が可能な専用キャリアを有し、各種のステアリングモードでの方向変換に優れている点で、車両重量を緩和するために多軸方式が採用されています。この方式は、主に大型クレーンで生かされ、下部走行体と上部旋回体を分割して輸送することができます。
走行は下部走行体の運転室で行い、クレーン作業は上部旋回体の運転室で行います。 |
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ホイールクレーン wheel crane |
| ホイールクレーンは、ゴムタイヤ付きの車軸に支えられた台車の上にクレーン装置を架装したもので、1つの運転室でクレーン作業と走行を行います。クレーン作業と走行の動力には、走行体に設けられた原動機を使用しています。 |
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車輪には四輪式と三輪式 (前二輪、後一輪)があり、前輪駆動、後輪操向の走行方式です。 一般にはアウトリガが装備されていますが、 装備されていないものはタイヤの外側に鉄輪を取付け、クレーン作業時に鉄輪が接地して安定性を増す構造になっています。ホイールクレーンが行っていた作業は、今ではフォークリフトに取って代わられたため、現在はホイールクレーンはほとんど使用されていません。 |
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ラフテレーンクレーン rough terrain crane |
ラフテレーンクレーンは、2軸4輪駆動式で1つの運転室でクレーン作業と走行を行うことができます。 前2輪操向、後2輪操向、4輪操向、かに操向の4種類の操向方式を備えているため、狭隘地での機動性に優れています。また、大型タイヤ
を装備した全輪駆動式により、不整地や比較的軟弱な地盤を走行することができます。 |
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クローラクレーン crawler crane |
| クローラクレーンは、クローラ(履帯)を巻いた台車の上にクレーン装置を架装し、上部旋回体に原動機、巻上装置、運転室等を装備しています。下部走行体がクローラであるため、走行速度は1〜3km/hと極めて遅く、
公道の走行には適していませんが、左右の履帯の接地面積がホイール式に比べて広く、安定性に優れているため、比較的軟弱な地盤や不整地を走行することができます。 |
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鉄道クレーン railway crane、locomotive crane |
鉄道クレーンは、レール走行用の車輪を持った台車 (ロコ)にクレーン装置を架装して軌道のレール上を走行するもので、鉄道の保線業務の荷役作業、救援作業等に用いられています。鉄道クレーンは、蒸気機関車にクレーン装置を取付けたものという意味のロコモチブクレーンとも呼ばれいます。
近年は、トラッククレーン等に転車台 (機体全体を浮かせて回転させる装置) や軌道走行用車輪を装備した軌道兼用車が用いられています。軌道兼用車は、踏切から軌道をまたいで停止させ、転車台で機体を浮かせて軌道の進路方向へ回転させて油圧シリンダで車輪を出し、転車台を格納してレール上に乗せて軌道を走行できる状態にすることができます。 |
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鉄道クレーンは、移動式クレーン運転士免許ならびに軌道モータカー運転資格(特別甲種運転手)を有し、工事事務所長等が開催又は認める講習会において、その講習を修了した者が運転することができます。 |
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浮きクレーン floating crane |
| 浮きクレーンは、浮力のある箱形の台船(ポンツーン)にクレーン装置を架装したもので、曳航される非自航式のものと自航式のものがあります。また、ジブが起伏するものと固定されたもの、クレーン装置が旋回するものとしないものがあります。主な用途としては、港湾、沿岸、河川、海上等の土木工事、大型重量物の荷役、据付工事、船舶のぎ装、サルベージ作業等に用いられています。 |
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| クレーン形式での分類 |
船体形式での分類 |
| 旋回式 |
ジブ起伏式 |
自航式 |
| ジブ固定式 |
| 非旋回式 |
ジブ起伏式 |
非自航式 |
| ジブ固定式 |
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クレーン機能を備えた車両系建設機械 |
| 建設機械の多機能多様化に伴い、油圧ショベルにクレーン機能を備えたクレーン付き油圧ショベルが開発され、作業現場に導入されています。 |
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油圧ショベルとして使用する場合は車輌系建設機械運転技能講習の資格が必要ですが、移動式クレーンとして用いる場合は移動式クレーン運転士免許又は小型移動式クレーン運転技能講習の資格が必要です。 |
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