クレーン・デリックの運転士、移動式クレーンの運転士及び関係する者に対して、次のような講習や教育が行われています。自己能力を高め、安全について再認識できる有意義な講習を大いに活用しましょう。なお、業務によっては、受ける必要のある講習があります。
移動式クレーンは、建設機械用のフロントアタッチメントを装着して使用することがあります。 フロントアタッチメントの種類には、クライムシェル、ドラグライン、バイブロハンマー、杭打ち機等があります。 移動式クレーンに建設機械のフロントアタッチメントを装着した場合は、作業内容に応じた資格が必要です。 これらの作業に従事するためには、教習所等で車両系建設機械運転技能講習を受講しなければなりません。
高所作業車運転技能講習は、作業床10m以上の高所作業車の取扱いに必要な資格です。この講習は、教習所等で受講することができます。
日本クレーン協会は、全国各地で次のような講習を年に数回実施しています。なお、修了者には修了証を交付しています。
● クレーン運転士安全衛生教育
クレーン運転士免許を取得後、5年を経過した者に対する安全衛生教育。
床上操作式クレーン運転技能講習修了者も受講可。
● 移動式クレーン運転士安全衛生教育
移動式クレーン運転士免許を取得後、5年を経過した者に対する安全衛生教育。
● ワイヤーロープ保守管理安全教育
クレーンや移動式クレーン等の運転者、玉掛作業者、ワイヤーロープの点検者に対する
ワイヤロープの点検、保守管理等の正しい取扱いについての安全衛生教育。
● 玉掛業務従事者安全衛生教育
玉掛業務に従事している有資格者に対する安全衛生教育。 玉掛実務経験が、おおむね5
年程度の者及び5年毎の節目の者を対象。
● クライミングクレーンの組立・解体作業指揮者安全教育
クライミングクレーンの組立、解体作業指揮者として選任された者又は選任予定の者に
対する安全教育。
● 現場担当者のための移動式クレーンの施工管理に関する安全衛生教育
主に建設現場の現場担当者として移動式クレーン施工管理等に当たる者に対する安全衛
生教育。
● 天井クレーン定期自主検査者安全教育
天井クレーンの定期自主検査者として新たに選任される者又は選任されて間もない者を
対象にした定期自主検査に関する教育。
● 移動式クレーン定期自主検査者安全教育
移動式クレーンの定期自主検査者として新たに選任される者又は選任されて間もない者
を対象にした定期自主検査に関する教育。